終活=高齢者が行うもの、ではありません
こんちには。行政書士安藤あつゆき事務所代表の安藤です。
これまでブログは当事務所のサイトとは別のサイトにアップしておりましたが、サイトのリニューアルに伴い、今後はこちらにアップしてまいります。
また別サイトにアップしていた記事のうち、生前対策(終活)関係の記事は順次こちらに移行してまいります。
本日はそのうち、2018年10月16日にアップした記事を(修正も加えながら)お届けいたします。
それでは、どうぞ♪
色覚バリアフリーという言葉をご存じでしょうか。
たとえば「大津波警報」、これはテレビ各局とも紫に統一されているそうです。
当事務所ブログでは『人はそれぞれ』というのを一貫して唱えておりますが、実は『見え方』も人それぞれです。
大多数の人が問題なく見えるものでも、人によっては“見えづらい色”があるのです。
東大准教授の伊藤啓さんは強度の色覚障害があるのですが、この方の活動により、それまではオレンジや赤など各局ばらばらだった大津波警報が紫に統一されたそうです。
確かに、チャンネルによって警報が見えにくいというのは困りますよね。
どのチャンネルも同じ色での表示を可能にする色覚バリアフリー、実は色覚障害者のためだけで行ったのではない、と伊藤さんは話しています。
以下、朝日新聞より。
国内に色覚障害者は300万人以上。(伊藤さんは)「バリアフリーは障害者が困るからやるのではない。誰にでも確実に理解してもらうために必要なんです。」
引用元:朝日新聞(2018.9.19)
上記記事、少し意味が分かりづらいかもしれません。
オレンジなどが見えづらい一部の人のために「最も危険」は紫にしよう、最初のきっかけはこうだったんだと思います。
しかし、全テレビ局が大津波警報を『紫』に統一すれば、(障害のあるなしに関係なく)誰もが「紫だ!避難しなきゃ!」と確実に理解できる、おそらくこう仰りたいんだと思います。
この考えは、他のことにも当てはまります。
たとえば終活。
私は、終活は高齢者に限らず全世代に必要なもの、と考え発信しております。
まさに「高齢者が困るから終活を行うのではなく、誰でも確実に必要であり、そして理解してもらうために」終活の“全世代必要性”を唱えているのです。
今年は各地で災害が発生しました。
まだまだこれからの人、そういう方がたくさん亡くなっています。
「イザという時のために、今後の人生において何か対策をしておかなくても大丈夫?」...地球がそんな警鐘を鳴らしているようにも感じてしまいます。
皆さまは各地で発生した災害から、何か考えられたことはありましたか?
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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